5月16日

 ブログの話題探しで、5月16日で検索したところ、本日5月16日は、「旅の日」なのだそうです。

 日本旅のペンクラブさんが1988年に制定したようですが、1689年5月16日にあの松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出た日にちなんでいるようです。

 最近の国内旅行の足といえばやはり列車、新幹線ですよね。

 2016年3月に北海道新幹線が一部開通し、函館にも新幹線で行ける時代になりました。

 私が若い頃(そうとうむかしの話)は、青函連絡船かフェリーしかありませんでした。※泳ぐという手段以外でです。

 青森港から函館港まで約4時間の船旅。出航前の銅鑼(どら)の音が旅を演出し、ディーゼルエンジンの音が響く船内に雑魚寝して、波が荒い日は、船酔いと戦いながらの津軽海峡を渡ったものです。『津軽海峡冬景色』そのままでした。

 40年前、三沢駅から青森駅まで、東北本線の特急で約1時間、連絡船乗り継ぎで20分、連絡船で4時間、合計5時間半の旅でした。

 今は、クルマで十和田七戸駅まで約30分、新幹線と乗り換え列車(函館ライナー)で1時間50分、合計2時間20分です。寝てる暇もありません。

 移動にかかる時間が半分になって現地で楽しむ時間が増えたのは、とってもいいことですが、なんか旅の風情がなくなったような気がします。

 昔乗った列車が懐かしい。駅のホームで列車の窓を上げて駅弁とプラスチックの容器に入ったお茶(プラスチックの出汁が出てたやつ)を買って、窓から吹き込む風を感じながら列車に揺られて旅をした。あの堅いリクライニングの無い木製の椅子。決して乗り心地がいいとはいえないあの列車。とても懐かしく思える今日この頃。時間は確かにかかりましたが、今よりはるかに「旅」を楽しめた気がします。

 旅の形は変わりましたが、旅はいいですね。

 最近は、なんだかんだと予定があって(たいした用事でも無いくせに)、旅に行けずにいます。

 いつか時間を作って昔みたいにのんびりした旅に出たいです。

 5月16日「旅の日」、営業企画課 山田でした。

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